豊橋には前から気に入っている森がありまして。先日その森を歩いていると、なにやら遠くの木がゆらゆら揺れています。近づいて見ると、木の上で針葉樹の枝打ちをしている人が。
面白いので、下でずっと見ていたら、枝打ちを終えたおじさんが降りてきて、いろいろ話をしてくれました。そして、その木登りの道具がこの写真のもの。木の棒とロープで作られたこの道具は「ブリ縄」というそうで、話を聞いているうちに体験させてくれることになりました。
ロープの両端の棒をひとつひとつ足場にしながら、順番に上っていきます。一段上ると、下の足場はロープをくりくり動かして解いてから、次の足場に使うので、このブリ縄だけで尺取虫みたいに、いくらでも上っていけるのです。そしてしっかり結ばれた足場がまたかっこいいのです。(手前にだらっとたれているのは、足をかけるための輪っかで、これに足をかけて、棒の上に登ります)
なんか、うまく説明できないのでここ
http://silva.fr.a.u-tokyo.ac.jp/climbing.htm
結び方を教わりながら、結局自力で3段分上りました。棒を結ぶのは、自分の肩くらいの高さでやりましたが、3段登るとそれだけでも、4.5メートルの高さに立つことになります。目の位置は6メートル以上。結構高いです。
登るのは見ている以上にチカラがかかります。普段マウスの移動にしかエネルギーを消費していないボクにとってはかなりの運動でした。木から下りた後も、今度は枝打ちの道具のノコギリやナタの話がこれまた面白くて、かれこれ1時間以上おじゃまをしてしまいました。
久しぶりにとても面白い経験をさせていただきました。ありがとうございます。
ちょっとしか登ってないのに、今日は朝からものすごい筋肉痛です。
よわいぞオレ!!
ぶり縄の作り方も教えてもらいましたので、秋にはさっそく柿の木にのぼってカニをこらしめようと思います。
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